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コレクションで振り返る大阪万博 栗東歴史民俗博物館でロビー展

 滋賀県栗東市小野の栗東歴史民俗博物館で、ロビー展示「EXPO2025大阪・関西万博記念展」が開かれている。といっても、取り上げるのは1970年の大阪万博。博物館に寄贈されたコレクションを通じて〝あの時代〟を振り返る企画だ。
 ガラスケースに並ぶカラーの印刷物は、「太陽の塔」やSFチックな建物をあしらったポストカード、各国のパビリオンを紹介するパンフレット、入場券・記念乗車券……。元国鉄職員の竹村定治(さだじ)さん(1925~2008)が集めた品々だ。
 竹村さんは現在の栗東市伊勢落で生まれた。幼いころから列車が大好きだったという。43年に国鉄の前身に就職し、81年に定年退職した。鉄道資料の収集を始めたのは戦後間もないころ。鉄道模型、記念切符、メダル、コイン、書籍や雑誌など3千点以上に及んだ。
 亡くなる前年の2007年に寄贈を受けた博物館は、10年と15年に「竹村定治コレクション展 鉄道模型の世界」を開催。また折に触れて、今回のロビー展示のように一部を紹介している。
 博物館では、ロビー展示と並行して収蔵品展「神さまの美術」も開かれている。いずれも7月6日まで。月曜休館。

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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-06-13 [Edit / 編集]

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