大阪万博、東→西ゲートの徒歩ルート新設へ 来場者数の底上げ狙う
大阪・関西万博に16日から、会場外で「東ゲート」から「西ゲート」へ徒歩移動できる新ルートが設けられる。伸び悩んでいる西ゲートからの入場を増やし、来場者数の底上げにつなげたい考えだ。
日本国際博覧会協会が13日発表した。協会によると、会場外の外周道路の歩道を使い、東ゲートから西ゲートへの片道(約1・6キロ)だけ歩けるようにする。所要時間は約30分。利用者は午前8時半~正午、東ゲートの外周道路の近くで係員から入場券のチェックを受ける必要がある。
右肩上がりの万博、黒字へ正念場 水を差すレジオネラ属菌とユスリカ また、新ルート開設に伴い、原則として2日前の午前8~9時をメドに、西ゲートからの来場者の予約枠を拡大する。
大阪メトロ・夢洲駅から直結する東ゲートには、来場者の7割超が集中。全体の来場者は増加傾向だが、手荷物検査の時間などを踏まえれば東ゲートの受け入れ人数には限界があり、西ゲートの活用が課題となっていた。
協会は会期中に2820万人の来場を想定し、1日あたりでは約15万人。だが一般来場者が15万人を超えたのは、これまで2日間だけだ。
協会は15日から、万博会場の夢洲の隣にある人工島・咲洲にあるアジア太平洋トレードセンター(ATC)と西ゲート前を結ぶシャトルバスも新たに走らせる。1時間あたり片道1~3便で、所要時間は片道約15分。事前予約制で、運賃は片道350円とする。
小林浩史広報・プロモーション局長は「あの手この手で、西ゲート(利用者)の拡大はやっていきたい」と話した。
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大阪:朝日新聞デジタル 2025-06-13 [
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