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食と健康、最前線体感 けいはんな万博 ウェルビーイングフェス開催

 関西文化学術研究都市で開催中の「けいはんな万博」の催事「ウェルビーイングフェスティバル」が13日、京都府精華町の「けいはんなプラザ」で始まった。健康や食、環境にまつわる研究の最前線を紹介している。
 1階の展示・体験ゾーンでは、京都、大阪、奈良を中心とした大学や企業の約25ブースが並ぶ。
 けいはんな万博運営協議会などのブースは「古代から未来につなぐ食」がテーマ。復元された長屋王(676?~729)の食膳の写真パネルなどを展示。また、清少納言の「枕草子」に出てくる「削り氷(ひ)」を味わってみようと、奈良女子大の研究者らがツタの樹液で再現した「甘葛(あまづら)シロップ」を使ったかき氷が来場者に配られた。
 関連行事として9月23日午後2時から、同プラザで「『古代都食』探求・開発シンポジウム」がある。
 京都府立大発のスタートアップ「未来食研究開発センター」は、高さ20センチほどのイネ「京のゆめ」を展示。屋内の狭い場所での密植が可能で、年中栽培できる。2年ほど前から研究が本格化し、教育機関や企業向けに販売も始めた。
 このほか、奈良県立医科大などによる認知機能や集中度・疲労度などの計測体験ブース、血糖値の上昇抑制効果があるとされるアルロースを使って開発した機能性和菓子などを展示した京都光華女子大のブースもにぎわっていた。
 展示・体験ゾーンは14日もあり、3階大会議室では多彩な専門家らがリレー式で講演する。15日は午前10時から茶道裏千家前家元の千玄室さんの講演「Well-Beingで前進」がある。いずれも無料。
 催事内容の詳細は公式サイト(https://keihannaexpo.org/)で。

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大阪:朝日新聞デジタル 2025-06-14 [Edit / 編集]

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