「すべてぶつけた」 あの15分に込めた思いは? 「あんぱん」柳井千尋役の中沢元紀さんが来高 本紙インタビュー詳報
高知でのクランクインを笑顔で振り返る中沢元紀さん(インタビュー写真はいずれも高知市本町3丁目のNHK高知放送局、河本真澄撮影)
NHK連続テレビ小説「あんぱん」で、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩(北村匠海さん)の弟、千尋を演じる中沢元紀さん(25)が13日に高知入りし、高知新聞のインタビューに応じた。中沢さんは昨年9月のクランクインから撮影に臨み、「高知の景色や雰囲気を感じながら芝居ができたのは大きかった」と振り返った。6月12日の放送(第54話)で、戦時中に嵩と向かい合ったシーンは「あまり自分のことを言わない千尋が、後悔がないようにすべてをぶつけるシーン。大切に演じました」と芝居に込めた思いを語った。インタビューを詳報する。
―今回の柳井千尋役はオーディションで射止められました。どんなオーディションでしたか。
朝ドラのオーディションは初めてでした。事前にアンパンマンのマーチの歌詞を喜怒哀楽で表現する、という内容を聞いていました。正解はないんでしょうけど、訳が分からないまま、ぶっつけ本番で臨みました。
―オーディションの面談ではどんなことを聞かれましたか。
挫折した経験について聞かれましたね。事務所に入ってレッスン生の期間が3年くらいあったのですが、…
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高知新聞 2025-06-15 [
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