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サバ、キンメダイの漁獲激減させた「黒潮大蛇行」ついに終息? 土佐湾の漁業者祈る「釣果上向いて」

黒潮の影響を受ける本県沖の漁業。大蛇行終息で上向くか(2024年4月、土佐清水市の足摺岬沖=新田祐也撮影)
 高知県沖を東に進む黒潮の流れが、7年9カ月にわたり異変状態にあったことをご存じだろうか。2017年8月から、室戸岬南東で潮流が大きく南へ進路を変える「大蛇行」が発生。土佐湾の海流や水温を変化させ、サバやキンメダイなどの漁獲が大きく落ち込んでいた。大蛇行が終息する兆候が見え始め、県内漁業者から期待の声が上がっている。
 「大蛇行が終息する兆しがある」
 気象庁がこう発表したのは今年5月9日。前日時点で蛇行はなく、「3カ月ほど状況を見て、終息したかどうかを最終判断する」とした。それから1カ月間、大蛇行は再発していないという。
■関東から来遊せず
 大蛇行の発生や、過去最長となった詳しい原因は分かっていない。県水産試験場によると、大蛇行の期間中は、…





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高知新聞 2025-06-15 [Edit / 編集]

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