■ABAから 原子力施設の動き伝える使命 誠実に向き合い正確に
青森県でアナウンサーを始めた時にいくつかの目標を立てました。その一つが「原子力関連のニュースに深く関わること」です。
県内には多くの原子力関連施設が立地しています。これらと誠実に向き合い視聴者が求める情報を正確に提供することはローカル局の大きな使命だと思っています。
そんな中、東北地方のテレビ朝日系列局を対象にした福島第一原発の視察に参加する機会がありました。東京電力の担当者立ち合いの下、水素爆発した3号機のすぐ近くを歩いたり、5号機の内部に入ったりと普段は見られない「廃炉の最前線」を見ることができました。
当時から変わらない状態で折り重なったがれきや水素爆発の風圧で窓ガラスがすべて割れ落ちた建物など、震災から14年以上が経過しましたが、一部には「変わらぬ姿」がありました。核燃料デブリや使用済み核燃料の取り出しなど、廃炉に向けた計画が進む中、取り出された使用済み核燃料の搬出先はまだ決まっていません。
今後、廃炉の進捗(しんちょ…
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青森:朝日新聞デジタル 2025-06-15 [
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