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「大魚は小池に遊ばず」明治期のジャーナリスト岸田吟香しのぶ碑除幕

 明治時代のジャーナリストで岡山県美咲町出身の岸田吟香(ぎんこう)(1833~1905)の没後120年をしのぶ碑が、同町西川の旭地域多世代交流拠点「あさひなた」に設置され、14日除幕された。顕彰に取り組む「岸田吟香を語り継ぐ会」が企画した。
 吟香は民間新聞の創刊や液体目薬の製造・販売、和英辞書の編集に携わるなど、多彩な才能を発揮。明治初期には東京日日新聞主筆に。盲学校の設立や日中友好にも力を尽くした。
 碑は高さ2メートルで、口ぐせだった「大魚は小池に遊ばず」の文言が側面に刻まれた。
 除幕式には青野高陽町長も出席。語り継ぐ会の草地浩典会長は「吟香さんは傑人。改めて人間力を感じる」と強調。吟香のひ孫で、東京在住の岸田尚さんは「人間味のある、あたたかい人と聞いています。私の心の支えです」と話した。

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岡山:朝日新聞デジタル 2025-06-15 [Edit / 編集]

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