月にマグロが泳ぐ日は 病気になりにくい水と宇宙養殖目指す准教授
月面で育ったマグロや火星のエビ。それほど遠くない未来、人類はそんな「海の幸」を口にしているかもしれない。
人類が宇宙へ本格的に進出する日を見据えて、海がなくても川がなくても魚が生きられる「好適環境水」を使って宇宙で魚やエビを養殖する研究を、岡山理科大の山本俊政准教授(66)らが進めている。
海がなくても 好適環境水はナトリウムなど魚が必要とする成分を水に加えたもので、人工海水よりメリットが多い。魚の成長が早く、病気になりにくいうえ、長期間水を換えなくてもいいという。
夢のような研究を生んだのは、魚の養殖にはマイナスな環境だった。
岡山理大の近くにある理大専…
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岡山:朝日新聞デジタル 2025-06-17 [
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