松江城、幻想の夜へ 国宝10周年イベントで28日から「雲海」演出
松江城天守の国宝指定10周年を記念して、「雲海に浮かぶ松江城」が28日から登場する。特殊な機械で人工的に霧を発生させ、水墨画の掛け軸のような幻想的な世界を演出するという。
松江市や松江観光協会などでつくる松江城天守国宝10周年記念事業実行委員会が企画。「八雲立つ 雲海・松江城」と銘打ち、28日~8月17日の土、日、祝日(8月2、3日除く)と、国宝に指定された7月8日、さらに8月11~15日の計21日間開催される。
昼と夜の2部構成で、午後7時20分~午後9時の夜の部では、20分おきに雲海が出現し、プロジェクションマッピングや立体音響の演出がある。会場の本丸への入場チケットは前売り大人千円、小中高生500円。当日は高校生以上1300円、小中学生800円。
昼の部は、光や音の演出はなく、入場無料。市観光振興課の担当者は「松江のまちに浮かぶ雄大な松江城の姿をぜひ堪能してほしい」と話す。詳しくは公式ホームページ(
https://unkai-matsuecastle.com/)で。
また、同実行委は6月28、29両日、くにびきメッセ(同市学園南1丁目)で「特別版 お城EXPO in 松江 2025」を開く。
城好きで知られる俳優高橋英樹さんのトークショーのほか、忍者研究の第一人者として知られる山田雄司・三重大教授の「松江と忍者」▽城郭考古学者の千田嘉博氏の「天下人の城と松江城」▽小和田哲男・日本城郭協会理事長の「堀尾吉晴の城づくり」などの講演がある。ほかにも国宝五城サミットや忍者展など多彩なイベントも楽しめる。入場料は一般前売り1400円(当日2千円)、小中学生前売り700円(当日1千円)。問い合わせは市観光振興課(0852・55・5214)へ。
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島根:朝日新聞デジタル 2025-06-18 [
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