海外で使用されている麻酔薬が「指定薬物」にスピード指定された理由とは?新種の“危険ドラッグ”として10~20代の間で蔓延
―[[ゾンビVAPE]密売ルートを追え!]― いつの時代も、次から次へと新しいドラッグが生まれては規制され、当局とのイタチゴッコがやむことはない。5月に新たに指定薬物となったのは、海外で使用されている麻酔薬だった。その正体とは!?
スピード指定された理由は「乱用=死に至る」から
日本もアメリカのようになるのか(写真は米国のフェンタニル依存症者)
厚生労働省は5月26日、国内未承認の麻酔薬「エトミデート」を指定薬物に指定し、購入や所持、使用を禁止した。
エトミデートは最近、沖縄県内を中心に新種の危険ドラッグ「笑気麻酔」として蔓延しており、10~20代の間で広まっていた。VAPE(電子タバコ)で吸引するリキッドにされた状態で密売されているのが特徴だ。
ゾンビVAPE(エトミデート)にはどんなリスクがあるのか。武蔵野大学薬学部教授の阿部和穂氏に話を聞いた。
「エトミデートは、脳の中で神経活動を抑える働きをするGABAの作用を強めることで、心の興奮を鎮めたり、眠気をもたらします。また、ドーパミンの働きを高める作用もあるので、快感や多幸感を生じます。しかし本来は静脈内投与により麻酔効果を出すもので、蒸気の吸入は医療的には認められていません」
電子タバコとして吸うことは、大きな危険を伴うと言う。
「エトミデートは麻酔薬のため量によっては死に至ります。そのため指定薬物に位置付けられて規制対象になりました」
しかしイタチゴッコの終結は期待できない…
同じく麻薬指定されており、ダウナー系ドラッグとされるフェンタニルやケタミンとも比較されることもある。
週刊SPA!編集部
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