梅雨明けを前に「夏本番」 猛暑の中で加速する商戦と夏の旅行計画
長い“梅雨の中休み”で本格的な夏がやってきたような天気が続く大分県内。梅雨明けはいつになるのでしょうか。
20日も県内は気温がぐんぐん上昇し、日田市では最高気温36.2度を観測。19日に続き猛暑日となりました。
連日の暑さに観光客は「暑いです」「梅雨が明けちゃうのかなって思いそうなぐらいの天気」「これ以上暑くなられると大変」といった声が聞かれました。
6月8日に梅雨入りした県内では、当初は雨が続いていましたが、今週に入ってからはまるで夏本番のような晴天が続いています。
(気象予報士・若林菜友さん)「ここまで晴れて暑い日が続きましたが、この先は一転、梅雨前線が日本付近を南下するため、週末から来週はじめにかけては雨の降りやすい日が続く見通しです。来週末からは再び晴れの日が増えるでしょう。日本気象協会によりますと、大分県内の梅雨明けは7月上旬とみられ、平年よりかなり早くなりそうです」
梅雨明けを前にすでに夏商戦は本格化しています。大分市の「大分ロフト」ではクールネックリングをはじめとした暑さ対策グッズの売れ行きが好調です。中でも注目を集めているのが見た目もレトロなかき氷機です。
(大分ロフト・中川雄紀マネージャー)「昭和100年を記念して、リバイバル販売された商品で、おじいさまやおばあさまが見覚えのあるデザインです。昭和レトロの流行にもマッチしています」
そのほか、蚊取り線香の企業とコラボしたクッションや枕などロフト限定の商品も人気といいます。
(中川雄紀マネージャー)「夏季シーズン限定の商品は、在庫がなくなり次第終了になります。気に入ったものがあれば、ぜひ早めに購入いただければと思います」
一方、夏休みの旅行については、年々動きが早くなる傾向がみられます。
(阪急交通社大分支店・中村哲朗支店長)「夏休みのツアーは、すでに終盤戦といえるような動きです。今年はテーマ性があるツアーが人気で、東北の夏祭りや、富士登山、大阪・関西万博などがよく動いています」
この夏はコロナ禍や円安で落ち込んでいた海外旅行も回復傾向で、特に直行便が就航した台湾への関心が高まっています。
(中村哲朗支店長)「今からでも間に合うツアーがたくさんありますので、まずは行きたい場所と行きたい日程を決めていただいて、すぐに探し始めることをおすすめします」
県内は、来週はじめには一転、梅雨らしい雨が予想されています。本格的な夏の到来に向けて、今のうちに準備を進めておきたいですね。
大分放送 2025-06-20 [
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