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「特殊詐欺に注意」救急車も呼びかけ 逗子市で消防・警察が連携

 神奈川県逗子市消防本部と県警逗子署は23日から、救急車やパトカーなど約10台で、事件や火災への注意を呼びかける広報を始める。車両広報の連携は県内初の試みで、救急車が特殊詐欺や闇バイトの注意喚起をするのは珍しい。
 17日に市消防本部であった広報連携の団結式で、逗子署の志原光徳署長は「特殊詐欺が抑えきれない状況だ。市民が放送に耳を傾けてもらうことが大切」と話した。
 署管内の特殊詐欺被害は1~5月に19件と、前年同期の5件から急増している。警察と消防は山岳事故の対策で連携するなど交流があり、警察側が提案した。
 とりわけ救急車は年間4千回出動しており、市民の目に触れる機会が多い。救急搬送後の帰路で放送する予定だ。熊坂篤範・市消防長は「救急車が呼びかけるのはインパクトがあり、広報の効果が得られるはず。住民の安全安心につなげたい」と話す。
 放送は約2分間。音声の収録は地元の湘南ビーチFM(同市池子2丁目)が協力した。同社で約30年間パーソナリティーを務める森川いつみさんが吹き込みを担当した。
合同で呼びかける主な内容・「楽して稼げる」甘い話はない、それは闇バイト。
・特殊詐欺のほとんどは1本のだましの電話から。
・警察がSNSで逮捕状を見せ、お金を要求することは絶対にない。
・火事を発見した時は「119番へ」。早い通報、少ない損害。

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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-20 [Edit / 編集]

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