商業施設も公園も遺跡も、港北ニュータウン周辺の魅力 ドイツと縁
国内有数の大規模開発で完成した港北ニュータウン(横浜市都筑区)。横浜市営地下鉄「センター北」駅と「センター南」駅を軸に住宅街や商業施設が整備される一方で、公園や遺跡も残る。
「センター北」駅を出発し駅前広場を見上げると、観覧車がある。帰りはあれに乗ろうと決めて、歩き始めた。
最初に訪ねたのは、駅から徒歩5分の横浜市歴史博物館。常設展示室は円形になっていて、原始から近現代まで時代ごとに地域の移り変わりがまとめられている。
企画展示室では開館30周年記念特別展「横浜の文化財――まもり伝える地域の記憶」が7月27日まで開かれている(6月13日までは展示替えのため休室)。
博物館に隣接する「大塚・歳勝土(さいかちど)遺跡公園」を、館内にいたボランティアガイドの男性が案内してくれた。博物館のわきを走る広い道路は、遺跡のある山がせり出していた部分を削ってできたものだという。
「私も以前ニュータウンのマンションに暮らしていて、最初のうちはまだ地下鉄の駅もなくて不便でしたが、開発が進むにつれてどんどん便利になっていきました」と教えてくれた。
20年ぶりに復活した朝日新聞神奈川版の人気連載「私の散歩道」。神奈川とっておきの散策ルートを記者が歩いて紹介します。
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-21 [
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