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熱中症を防げ! 海老名市が5カ所に気象観測機器設置

 熱中症予防などを目的に、神奈川県海老名市は今月から新たな気象観測・情報提供サービスを導入した。市内の五つの小学校の屋上に観測機器を設置し、インターネットやスマートフォンのアプリで、誰でも気温や暑さ指数、雨量などを確認できる。
 同市内の小学校では昨年5月、運動会の練習をした児童39人が熱中症の疑いで病院に搬送された。市内には相模川の洪水浸水想定区域もあり、市はより精度の高い気象観測方法を検討してきた。
 導入したのは、明星電気(群馬県伊勢崎市)が開発した「POTEKA(ポテカ)」で、湿度や風向き、日射状況などもリアルタイムに閲覧できる。
 市によると、機器の費用は無料で、6月から来年3月までの5台分のデータ提供料約179万円を今年度予算に計上した。その後も継続する予定という。
 市は、気象予報士の資格を持つ職員らがデータを分析し、大雨の際の住民避難の判断などにも活用したいとしている。
 同社によると、このシステムは全国で約100の自治体が導入し、県内では川崎市と大井町が利用しているという。
 データの閲覧は無料で、海老名市のホームページ(QRコード)でネットやアプリの利用方法を案内している。

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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-22 [Edit / 編集]

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