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元農水相・田名部氏の功績悼む 八戸でお別れの会 青森

 ともに今年3月で亡くなった、元農林水産相の田名部匡省(まさみ)さん(享年90)と、妻の英子さん(同88)のお別れの会が青森県八戸市であった。会場は、アイスホッケー選手として冬季五輪に2度、日本代表監督で1972年札幌五輪に出場した匡省さんの功績にちなみ、スケートリンクのテクノルアイスパーク八戸で行われた。参列者は、衆議院議員6期、参議院議員2期務めて国の発展に尽くした匡省さんをしのび、哀悼の意を捧げた。
 喪主は次女で参議院議員の匡代氏が務めた。宮下宗一郎青森県知事、立憲民主党の泉健太前代表、元衆院議長の大島理森氏のほか、国会議員、地方議員、県内の市町村長ら、約1800人が参列した。
 弔辞では、宮下知事が「農林水産大臣として一方ならぬ情熱をもって政策に取り組まれ、青森県の主力産業である農林水産業の発展にただならぬご貢献をいただきました」と話した。県選出の衆議院議員・升田世喜男氏は「多くの実績がありながら、これをやった、あれをやったと自慢することもなく、ひたすら県民、国民のためを第一に考え、貫いた人」と匡省さんの人柄を語った。アイスホッケーの友人は、選手や指導者としての匡省さんの活躍を懐かしんだ。
 最後に匡代氏があいさつし、「自分の選挙より人の選挙。自分のことより人のこと。言葉ではなくて行動で信頼される人であれ、というのが父が残してくれた宝物の言葉です」と語った。

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青森:朝日新聞デジタル 2025-06-22 [Edit / 編集]

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