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球児のために 審判講習会、野球やめ高2で審判になった22歳も参加

 7月12日に試合が始まる第107回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)を控え、審判講習会が6月21日、岡山県倉敷市のマスカット補助球場で始まった。この日は46人が参加し、正確な判定をするためにプレーを見る立ち位置などを確認し、本番に備えた。
 この日の講習会に参加した牧原直太朗さん(22)は、高校の頃に審判員となり今年で6年目。津山東高では野球部に入ったものの、部員不足などから本格的にプレーを始める前に退部した。
 「面白そう」という理由で2年の頃に審判員として高野連に登録した。「なぜアウトになるのか、しっかり答えるようにならなければならない」と、選手の時以上にルールを読み込み、覚えたという。
 練習試合で経験を積み、すぐにその夏、塁審として公式戦デビュー。美作大を経て社会人となった昨夏の岡山大会で、初めてメイン球場のマスカットスタジアムで球審を務めた。
 「一つの判定で試合の流れが大きく変わることがあるから、正確なジャッジは欠かせない」と牧原さん。夏の岡山大会に向け「審判はあくまで黒衣。スムーズなジャッジをすることで選手が楽しかったと思える試合にしていきたいです」と話した。
 講習会は2日間に分けて行われ、22日は52人が参加する予定。

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岡山:朝日新聞デジタル 2025-06-22 [Edit / 編集]

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