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横須賀市長選 現職の上地克明氏が3選 前市議ら新顔2氏を退ける

 神奈川県の横須賀市長選は22日、投開票され、いずれも無所属で、現職の上地克明氏(71)=自民・公明推薦=が、新顔で前市議の小幡沙央里氏(39)と、共産党地区常任委員の為壮稔氏(71)=共産推薦=を破り、3選を果たした。当日有権者数は31万9995人、投票率は40・60%(前回2021年は33・41%)だった。
 長年直面してきた人口減少にどう向き合うかを焦点に政策論争が展開され、市民の多くは現市政の継続を望んだ。
 当選を受け、上地氏は「リスタートして市民のため、横須賀のため、人生を尽くしていきたい」と述べた。
 上地氏は今年1月の年頭会見で早々と3選に向けた立候補を表明。「横須賀復活」を掲げ、2期8年の実績を強調した。
 事実上の決起集会となった5月31日の市政報告会には、米価高騰の対応に奔走する小泉進次郎・農水相も登壇した。上地氏は「まだ夢の途中。輝ける横須賀、三浦半島をつくるため、ぜひお力を」と支持を呼びかけた。
 小幡氏は23年にトップ当選した市議を辞して臨んだ。5万5千票あまりを獲得したが、落選。「『次は女性』との期待の声もあったので、投票してくれた方々に申し訳ない。思ったより投票率が伸びなかった。(投票してくれた人は)組織や政党でなく市民でまちづくりを進めていくことに共感したんだと思う」と述べた。
 昨年の衆院選での立候補経験もある為壮氏も支持が広がらなかった。
 先週15日にあった三浦市長選では、6選をめざした現職の吉田英男氏(69)=自民推薦=が、政治経験のない新顔で元化学メーカー社員の出口嘉一氏(43)に敗れており、横須賀市長選も、小泉農水相の地元・衆院神奈川11区(横須賀市、三浦市)の首長選として注目されていた。
 新顔4氏が立候補した市議補選(被選挙数2)も即日開票された。
横須賀市長選の得票当 67,106 上地 克明 71 無現 (3)
55,045 小幡沙央里 39 無新
6,204 為壮  稔 71 無新
(確定得票)

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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-22 [Edit / 編集]

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