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上田氏が7選 新人を下す - 奈良県大和郡山市長選

 任期満了に伴う奈良県大和郡山市長選挙は22日に投開票され、現職の上田清氏(73)が元市議で新人の北門勇気氏(44)=いずれも無所属=との一騎打ちを制し、7選を果たした。投票率は42・20%で、4年前の前回(39・81%)を上回った。当日有権者数は6万9752人。
 
 上田氏の陣営は午後8時半ごろから同市南郡山町の商業施設内に設けた会場に支持者らが集まり、開票結果を待った。午後10時ごろ、当選確実の一報が入ると、上田氏は支持者らと万歳を三唱し喜びを分かち合った。
 
  今回の選挙戦では、財政健全化をはじめ、新庁舎建設、郡山城跡の整備事業など6期24年の実績と30年先を見据えた今後のまちづくりをアピール。ユーチューブ動画も活用し、若年層にも積極的にPR展開したことが功を奏した。
 
 北門氏は市政停滞による地域経済の低迷を指摘するなど改革を訴えたが、現職の壁は厚く再び涙をのんだ。
 同日選の市議補選は元職の堀川力氏(39)=無所属=と新人の中村尊裕氏(44)=日本維新の会=が激戦を制し当選を果たした。投票率は42・19%。
 
【上田清氏の略歴】
 1951(昭和26)年9月生まれ。京都大学文学部卒。県立郡山高校教諭、県教育委員会教職員課課長補佐などを経て、2001年の大和郡山市長選で初当選。同市矢田山町。

奈良新聞 2025-06-22 [Edit / 編集]

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