山を駆け登る競技「スカイランニング」 川崎の一家が頂点めざす
川崎市幸区の一家が山を駆け登る競技「スカイランニング」に取り組んでいる。快足を飛ばして絶景が広がる山頂へ達する爽快感が魅力だ。週末は丹沢などに出向いて練習に励み、国内外の高みをめざす。
4月下旬、秦野市の丹沢のふもとが新緑に彩られたころ。会社員の斎藤昌人さん(60)ら5人はトレーニングのために登山道に足を踏み入れると、待ちきれなかったように駆け出した。
丹沢・塔ノ岳(1491メートル)に向かう大倉尾根は急登を織り交ぜて標高を上げる。通常の登山なら3時間半~4時間半ほどかかるが、妻の磨実さん(47)や長女の夢海(ゆうみ)さん(16)、長男の海聖さん(13)は1時間15分前後で登頂するという。
磨実さんは昨年9月の世界選手権で日本代表を務め、高校2年生の夢海さんは昨年、ユースの世界選手権で5位に入った。
中学2年生の海聖さんは陸上部と掛け持ちをしていて、箱根駅伝で「山の神」をめざす。小学5年生の次女愛海(あいみ)さん(11)も一緒に練習を重ねている。まさに、スカイランニング一家だ。
日本スカイランニング協会(…
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-23 [
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