JAしまね 新組合長に竹下氏 「コメ増産は早計」 政府方針に反発
JAしまねの新組合長に竹下克美常務理事(69)が就任した。JAしまねの総代会と理事会が松江市内で22日に開かれ、選出された。任期は3年。
竹下氏は雲南市出身。旧JA雲南の常務理事を経て、県内に11あったJAが統合し、県で一つのJA体制となった2015年からは雲南地区副本部長、同本部長を歴任した。22年6月からJAしまねの常務理事を務め、信用・共済事業の統廃合を進めた。
竹下氏は22日の就任会見で「島根県は東西に長く、その地域、その風土は独特。地域農業のグランドデザインをしっかり描いていくことが大変重要」と述べた。コメの価格高騰問題についても触れ、「生産者が安心してコメ作りを続けられる価格、消費者に納得していただける価格がどこなのか」を課題に挙げた。高騰対策として政府が検討を進めるコメの増産については「コメ不足の原因が不透明な中、増産にかじを切るのは早計な感じがする」と指摘した。
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島根:朝日新聞デジタル 2025-06-24 [
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