> 青森県

「炎の修行」、参加者を初めて一般募集 弘前・最勝院の護摩祈禱

 7月7日に青森県弘前市の最勝院で開催予定の夏の縁日「祇園会」で、木片に願いを書いて炎に入れる「護摩祈禱(きとう)・炎の修行」の参加者を初めて一般募集する。藩政期から続く伝統的な夏祭りで、特別な願いを届ける体験ができる。
 最勝院の祇園会は、除疫神で知られる牛頭天王(ごずてんのう)の縁日として年に1度開かれている。江戸時代の藩政が記された「弘前藩庁日記(御国)」にも当時の様子が記録されており、毎年多くの参拝客でにぎわう。
 今年は初めての取り組みとして、火をたいて祈願する儀式「護摩祈禱・炎の修行」に一般の参加者を募集。寺の本堂で、願い事を書いた木片(添え護摩木)を火に入れ、強く念じることで所願成就を祈り、おはらいを受けることができる。
 これまで「護摩祈禱・炎の修行」は、寺の関係者や檀家(だんか)の代表者のみ参加可能だった。最勝院では「寺泊」など一般向けの観光振興を進めており、今回もその一環で一般向けの募集をスタート。インバウンド向けとして、弘前大学の留学生10人も当日の体験を予定している。
 第38世住職の布施公彰さん(64)は「縁起の良い『7』の重なった縁日に、お寺の本堂に入って儀式に参加できる機会。強く念じることで、心身共にさっぱりして頂ければ」と話している。
 開催日時は7月7日午後7時~7時半。事前予約(料金3500円)は先着100人、開催3日前までの申し込み。応募方法は弘前観光コンベンション協会のホームページか、電話(0172・35・3131)から。事前予約が定員に達しない場合は、当日分(料金4千円)を現地で受け付ける。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません


【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちら

青森:朝日新聞デジタル 2025-06-26 [Edit / 編集]

削除Pass(任意、英数字4~12文字) [Confirm/確認]
No. 削除PassかIPアドレスのどちらかが合致すれば削除出来ます
削除Pass(任意)