九州から近畿にかけて梅雨明け 異例の早さ、6月中は九州南部以外で統計史上初
気象庁は27日、九州南部、九州北部、四国、中国、近畿の各地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。九州南部を除き、6月中の梅雨明けは統計開始以来、初めてとなります。
今年の梅雨は、前線の活動が一時的に弱まる「梅雨の中休み」の期間が長く、まとまった雨が少ない状態が続きました。
九州南部、九州北部、四国、中国、近畿では、太平洋高気圧の勢力が強まっており、今後1週間は晴れる日が多くなる見込みです。
梅雨明けの時期としては、九州南部を除くすべての地域で過去最も早く、6月中の梅雨明けは統計開始以来、初めてです。
＜これまでの梅雨明けの最も早い記録＞
九州南部…1955年6月24日
九州北部…1994年7月1日
四国…1964年7月1日
中国…1978年7月3日
近畿…1978年7月3日
梅雨の期間は、九州南部が42日間、九州北部と四国が19日間、中国と近畿が18日間で、九州南部と近畿を除くすべての地域で過去最短となりました。
＜これまでの梅雨期間の最短記録＞
九州南部…21日間（1964年）
九州北部…23日間（1978年、2017年）
四国…20日間（1964年）
中国…22日間（1978年）
近畿…17日間（1958年）
今後は晴れて厳しい暑さが続く見通しで、熱中症対策が必要です。
大分放送 2025-06-27 [
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