水害伝承の展示会 西日本豪雨7年を前に、6月29日まで倉敷市で
【岡山】2018年の西日本豪雨から7年になるのを前に、倉敷市真備町が受けた被害を伝える写真展が、同市玉島阿賀崎1丁目の玉島市民交流センターで開かれている。被災者が復旧復興に奔走するかたわら撮影した約350枚。当時を振り返りつつ、今後起こりうる災害について考える展示となっている。29日まで。
同センターが水害伝承に取り組む住民グループ「まび創成の会」などに呼びかけて開催。写真は同会が被災者から募った。「沈んだ街」「水没する家」「断ち切られた道」「救助」「避難所生活」といったテーマごとに展示している。
2歳の女の子が棒切れを抱えた写真は、片付けのために被災宅に戻ってきた住民が撮影した。娘が「手伝う」とアピールしてくれたという。「ここに住み続けると決心した」と当時の心境が寄せられている。家屋解体を伝える写真には「2度はできない」との言葉が添えられ、当時の心身の労苦を伝える。
写真展は午前9時~午後5時半。29日午前10時からは写真を提供した住民2人が当時の経験や防災について話す。まび創成の会の尾藤寿実事務局長は「被災者が残した写真という記録を見ることで、豪雨災害が記憶として心に残る。防災意識の向上につながれば」と話す。
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岡山:朝日新聞デジタル 2025-06-27 [
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