「殺された事実変わらない」 座間9人殺人、死刑執行に遺族の思いは
2017年に神奈川県座間市のアパートで9人が殺害された事件。強盗・強制性交殺人などの罪で死刑が確定した白石隆浩死刑囚(34)に対して、27日に死刑が執行された。遺族らはこの事件とどう向き合ってきたのか。
座間9人殺害事件とは SNSに自殺願望を書き込んだ女性らが被害に 高校3年だった娘(当時17)を亡くした福島市の父親(70)はこの日、取材に対して「死刑執行されようが、されまいが娘は戻ってこない。つらくなるだけだから、事件のことはいつも考えないようにしている」と述べた。
朝食を食べ終え、自宅でくつろいでいたところ、テレビの速報でニュースを知った。「ようやく死刑執行されたんだなと。それ以外の感情は湧かなかった」
娘は生きていれば今年で25歳。街中で若い女性を見かけると、ふと娘を思い出すことがある。「節目とか供養になったとかそんな感覚は全く無い。自分にとってはいつもと同じ1日。娘が殺されたという事実は変わらない」と淡々と話した。
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-27 [
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