マヨネーズ容器の回収実験、1年延長 キユーピー「想定以上の結果」
【神奈川】プラスチック資源の循環をめざして、家庭から出る使用済みマヨネーズ容器を回収する実証実験に、キユーピーや味の素、川崎市などが取り組んでいる。全国でも初めての試みという。
家庭で使用されたマヨネーズ容器は、多くの自治体でさまざまなプラスチック製容器・包装と一緒に回収されている。単一の素材で集められないことや、油分が付着していることなどから、飲料ペットボトルのように、使用済み製品を原料にして再び同じ種類の製品をつくる「水平リサイクル」は実現していない。
このため、国内シェアの75%を占める両社などは昨年7月1日から川崎市高津区のイトーヨーカドー溝ノ口店に回収ボックスを置き、回収実験を始めた。回収する容器はフタとシールをはがし、容器を半分に切って洗い、乾燥させることを求めた。
キユーピーによると、回収された品物のうち約9割がマヨネーズ容器で、それ以外もケチャップ容器など同じ材質のものがほとんどだった。マヨネーズ容器の99%がきれいに洗浄されていたという。
実験は今月30日までの1年間の予定だったが、さらに1年間延長する。回収場所も7月1日から、川崎区のイトーヨーカドー川崎店と、宮前区のヨークマート川崎野川店を加えた3カ所に増やす。
キユーピーは「この1年間はどんな状態のものが集まるかを注目していた。想定以上の結果だった。今後は回収量を増やしていきたい」としている。
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-06-28 [
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