夏は飲酒運転事故増の季節 「人生終わるぞ」大津署が駅前で注意喚起
飲酒運転による事故が増える7、8月を前に、滋賀県警大津署と大津交通安全協会は27日夕、JR石山駅周辺の飲食店などをまわり、飲酒運転根絶を呼びかけた。
酒を提供する飲食店や駐輪場利用者に「STOP!飲酒運転」と注意喚起するチラシやカレンダーを配り、飲酒運転を「しない」「させない」の徹底に向けて協力を求めた。
夏は飲酒運転による事故が多い。大津署によると、2022~24年に飲酒運転(自転車含む)による人身事故は県内で96件起き、死者は6人に上った。月別の件数でみると、忘年会シーズンの12月(13件)が最も多く、次いで多いのが8月(12件)だ。7月(8件)から増加傾向に入る。
交通1課は「盆休みなどで帰省した際に飲酒機会が増えるため」とみて、この時期の啓発活動に力を入れる。
署と協会が作製して今回配布したカレンダーも7月から始まる。
毎月のカレンダーの脇には、交通1課員による交通標語があしらわれている。
「飲酒運転事故の違反者曰(いわ)く もし、あの瞬間に戻れたら 人生終わるぞ…と自分に伝えたい」(7月)
実際に飲酒運転事故の当事者たちと接する機会が多い警察官ならではの重い言葉が並ぶ。同課は「飲酒運転で人生が暗転しないよう、楽しいお酒を飲んだ後は公共交通機関の利用を」と呼びかけている。
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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-06-28 [
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