高校野球岡山大会の組み合わせ決定 女子選手2人が開会式で入場先導
第107回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、岡山県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が28日、岡山市東区の環太平洋大学であり、58校55チームの組み合わせが決まった。7月10日に倉敷市のマスカットスタジアムで開会式があり、12日から県内3球場で試合が始まる。決勝は27日の予定。
会場には全チームの主将と監督らが参加。県高野連の西山正宏会長が「あこがれの甲子園を目指して、練習の成果を思う存分発揮してもらいたい」とあいさつした。
抽選はまず、今春の県大会4強のAシード(倉敷商、創志学園、岡山東商、玉野光南)、同8強のBシード(岡山学芸館、倉敷工、おかやま山陽、岡山商大付)の主将が抽選札を引いた。その後、残りの47チームの主将が抽選に臨み、組み合わせが決まった。
昨夏優勝した岡山学芸館の国近泰獅主将(3年)は「どこが相手だろうと、目の前の相手と一戦必勝を目指す。もう一度県大会を制覇して、先輩が果たせなかった甲子園でベスト8以上を目指したい」。春の県大会と中国大会を制した倉敷商の佐藤拳吾主将(3年)は「春と違って優勝すれば甲子園。意識しすぎず、守りから攻撃につなげる野球で頂点を取りたい」と話した。
10日の開会式では、岡山操山と岡山工の3年生の女子選手2人が入場行進の先導役を務める。また、大会優秀選手を15人程度選出することも発表された。
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選手宣誓は、岡山県高野連の西山正宏会長が抽選札を引き、邑久の大西絢也主将(3年)に決まった。「予想もしていなかった。話すのは得意ではないし、自分がやっていいのかな」と不安を口にした。それでも「岡山県の代表として、どの学校の選手も気合が入るような宣誓を自信を持ってやりたい。『感謝』の言葉は入れたい」と話した。
チームは11人の小所帯。本業は投手だが、遊撃手と三塁手も務める。「入学してから夏は1度も勝っていないので、夏1勝が目標。あきらめない熱い気持ちをもって試合に臨みたい」
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春の県大会と中国大会で準優勝した創志学園のゾーンが最激戦区だ。昨夏優勝し、昨秋の県大会も優勝した岡山学芸館、昨夏準優勝の関西、昨夏4強の岡山理大付がひしめき合う。初めて連合チームを組む岡山・吉備高原は岡山芳泉と対戦する。
春の県大会と中国大会を制した倉敷商のゾーンには、昨秋と春8強の岡山商大付が入った。春16強の就実や昨秋16強の明誠学院も侮れない。
春の県大会3位の岡山東商は、春の準々決勝で延長十回タイブレークの熱戦を繰り広げたおかやま山陽と同じゾーンに。昨夏4強の金光学園や昨秋16強の玉野商工も入った。
春の県大会4位の玉野光南のゾーンには、昨秋と春8強の倉敷工が入った。昨夏8強の岡山城東や春16強の岡山工、作陽学園、津山商も上位をうかがう。
シード8チームが勝ち上がった場合、準々決勝は4試合とも春の準々決勝と同一カードになる。
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岡山:朝日新聞デジタル 2025-06-29 [
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