甲賀市企画の映画制作 「うみが通り過ぎたあとに」 多くの市民出演
滋賀県甲賀市が企画した映画が制作される。撮影開始は8月上旬で、エキストラを含む多くの市民が参加するという。来年3月20日の「甲賀映像祭2026~紡ぐ~」で披露する予定だ。
タイトルは「うみが通り過ぎたあとに」。この街で自分の居場所を見つけられないでいた少女・小海が、周囲の人たちとの交流などを通じ、少しずつ居場所を見いだしていく――。そんなあらすじだという。
原作は作家いしいしんじさん(59)。23日の記者会見で「市内を下見した際に古琵琶湖層の話を聞いた。湖がここを移動していったと。その夜、ふと書き付けた言葉がこのタイトル。生み、生まれるという生命の気配にも通じる」と話した。
監督を務める映像作家の野田亮さん(40)は「この街に生きる人たちそのままの物語を作りたい」と語った。
市は「新しい豊かさ」という理念を掲げ、市民が普段の暮らしに幸せを感じられるまちづくりに取り組む。この理念を広く知ってもらおうと、映画制作の話が持ち上がった。今後、市民から参加者を募り、配役を調整したうえで撮影に入る。
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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-06-30 [
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