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食糧確保「非常事態」 市民に連携業者の米を特別販売 大阪・泉大津

 米価が高騰するなか、大阪府泉大津市は6月30日、市民を対象に、玄米の栄養分を多く残す「金芽米」を5キロ3500円で特別販売すると発表した。食糧確保が困難な場合に備えて覚書を交わした米穀メーカーの製品で、市は、高値への対応として官民連携で米を販売するのは全国初としている。
 市は2022年に東洋ライス(和歌山市)と協定を結び、学校給食に同社の金芽米を使うなどしてきた。米価の高騰を受け、今年1月にも食糧確保が難しい場合に、金芽米を市民に供給するための覚書を締結していた。
 市は、市内で1キロ1千円程度の米が多く流通しており、「非常事態と判断した」としている。
 販売するのは2024年の北海道産のななつぼしで、玄米で50トンを準備している。市民はオンライン、イベント会場での直接販売、自治会を窓口とした共同購入の三つの方法で購入でき、なくなり次第、販売を終える。
 オンラインは1世帯10キロまでで、同社の申し込みフォームで7月10日正午~31日午後5時に受け付ける。直接販売のイベントは9月21日に市内のシーパスパークであり、先着順で1人5キロまで買える。自治会の共同購入は1世帯10キロまでで、7月1~15日に各自治会へ注文する。対応していない場合もあるという。
 オンラインと自治会購入の場合は、8月下旬からの順次発送。問い合わせは市の成長戦略課(0725・33・1131)へ。

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大阪:朝日新聞デジタル 2025-06-30 [Edit / 編集]

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