> 岡山県

「恐ろしさ語り継ぐ」 岡山県原爆被爆者会が死没者を慰霊

 広島、長崎の原爆で亡くなった人たちの慰霊祭が6月30日、岡山市北区のピュアリティまきびで開かれた。被爆から80年。参列した被爆者や遺族らが献花し、核なき世界の実現を誓った。
 主催した岡山県原爆被爆者会の広信靖之会長(81)は1歳の時、爆心地から約2キロの広島市舟入川口町(現・中区)で被爆した。亡くなった父の遺骨はいまだに見つかっていない。慰霊の言葉で「原爆の恐ろしさを語り継ぎ、核のない恒久平和な世界の実現を目指して体力の続く限り訴え、活動を続ける」と思いを語った。
 岡山市中区の松本豪雄さん(68)は被爆者の父を昨秋亡くした。その後、父が広島市内の爆心地近くへ救助に入ったことを記した手記のようなものを読み、「こういうことは二度とあってはいけない」と考えて参列したという。
 県福祉企画課によると、今年3月末時点で県の被爆者健康手帳を持つ人は834人、平均年齢は87.1歳だった。昨年度1年間で58人の被爆者が亡くなった。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません


【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちら

岡山:朝日新聞デジタル 2025-07-01 [Edit / 編集]

削除Pass(任意、英数字4~12文字) [Confirm/確認]
No. 削除PassかIPアドレスのどちらかが合致すれば削除出来ます
削除Pass(任意)