【動画あり】7年ぶりに神剣が神田神社へ渡御「でんでん祭」石上神宮 奈良県天理市
奈良県天理市の石上(いそのかみ)神宮で6月30日、五穀豊穣を祈願する伝統神事「神剣渡御祭(しんけんとぎょさい)」が営まれた。悪天候や新型コロナウイルスの影響により中止が続いていた渡御行列だが、今年は晴天のもと行われ7年ぶりに神剣が末社・神田(こうだ)神社へと渡御された。
午後1時から石上神宮の拝殿で神事が執り行われたのち、御神剣を掲げた神職ら約30人が行列を組み、太鼓を「デンデン」と打ち鳴らしながら神田神社へと進んだ。この太鼓の音にちなみ、古くから「でんでん祭」の名で親しまれている。
神田神社の境内には、田んぼに見立てた祭場が設けられ、御田植神事が行われた。作男(さくおとこ)、牛役、早乙女らが田起こしから田植えまでの一連の所作を再現。中でも作男と牛役の掛け合いはユーモアにあふれ、参拝者らから笑い声が上がっていた。
作男と牛役のユーモラスな掛け合いが笑いを誘う=30日、天理市石上神宮
3人の早乙女による田植えの所作=同<br>
https://www.youtube.com/watch?v=vM99dkTaWjQ
奈良新聞 2025-07-01 [
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