大分県の路線価、最高額は8年連続「JR大分駅北口」前年比3.6%上昇
相続税や贈与税の基準になる今年の路線価が1日公表され、大分県内ではJR大分駅前が8年連続で最高額になりました。
熊本国税局は、相続税や贈与税の基準となる今年1月1日時点の路線価を公表しました。それによりますと、大分県内の税務署別に最高路線価を見ると、去年と比べて大分、別府の2地点で上昇。6地点で横ばい。竹田は下落しています。
渡辺記者:
「最高額の大分駅北口は、マンションやホテルの再開発が進み、まだまだ活況を迎えています」
JR大分駅北口
路線価が最も高いのは、1平方メートルあたり58万円となった大分市末広町1丁目の大分駅北口ロータリーです。前の年より3.6パーセント上昇し、8年連続でトップとなりました。九州の税務署別では去年と変わらず9番目の高さです。
また、別府市の最高路線価は前の年より9.5パーセント上昇した駅前町の駅前通りに変わりました。1平方メートル当たり11万5000円です。
別府市の駅前通り
不動産鑑定士によりますと、別府市ではインバウンドが好調で、不動産売買や賃貸需要も増加したことが要因とみています。
県内の標準宅地3168か所のうち1256地点が上昇。横ばいは1702地点。下落は204地点でした。上昇地点はわずかに減少し、県内の平均変動率は1.7パーセント上昇となっています。
大分放送 2025-07-01 [
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