津の高山神社で夏越の祓 茅の輪くぐって無病息災祈願
【8の字を書くように茅の輪をくぐる多田宮司(中央)と参拝者=津市丸之内の高山神社で】
【津】茅の輪をくぐって半年間のけがれを落とす「夏越(なごし)の祓(はらえ)」が30日、津市丸之内の高山神社であった。約30人が神事に臨み、拝殿前に設置した直径約2メートルの茅の輪をくぐった。
拝殿では参拝者が体をなでたり息をふきかけたりして半年間のけがれを移した和紙の人形(ひとがた)の上で、多田久美子宮司が白い布を裂き、サカキを折って祈願した。
その後拝殿前に出て、皆で「水無月(みなづき)の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えながら数字の「8」の字を書くよう順に茅の輪をくぐった。
知人に誘われ初めて参拝した白山町の自営業、柴山博昭さん(43)は「この半年いろいろあったので来た。偶然神事にも参加でき、背筋が伸びて軽くなる感じがした」と感想を話した。
伊勢新聞 2025-07-01 [
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