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岡山の路線価平均、4年連続で上昇 「勢いに落ち着き」との見方も

 国税庁が1日に公表した2025年分の路線価で、岡山県内平均は前年を1・9%上回り、4年連続で上昇した。上昇幅は前年と比べ、0・2ポイント拡大した。
 調査地点は5760地点で前年から15地点減った。前年から継続した5723地点のうち、上昇したのが3490地点(61・0%)、下落が708地点(12・4%)、横ばいが1525地点(26・6%)だった。
 県内の最高額は岡山市北区本町の市役所筋(東側)だった。1平方メートルあたり192万円で、7・3%上昇。都道府県庁所在地の最高路線価の中では、価格は全国14位、上昇率では同10位だった。
 県内の13税務署ごとの最高路線価では、岡山市北区と東区、倉敷駅前の4地点が上がった。横ばいは新倉敷駅前や児島駅前、津山市など8地点で、高梁市は下落した。横ばいが前年より1地点減り、下落は1地点増えた。
 不動産鑑定士の藤原康正さんは「全体としては上昇が続いているが、岡山市北区や倉敷駅前の最高路線価の上昇率は下がっており、勢いに落ち着きが感じられる。建築費や資材の高騰などで再開発事業の進行が遅れぎみになっていることもあり、この傾向は続くのではないか」と話した。

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岡山:朝日新聞デジタル 2025-07-02 [Edit / 編集]

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