ソフトB有原航平ようやく解けた“裏切り者”の呪縛…古巣日本ハムに今季初完封、史上22人目12球団から勝利
「有原に尽きるでしょ」
ソフトバンクの小久保監督はそう言って端的にヒーローの名を挙げた。 1日の日本ハム戦に先発した有原航平(32)が今季初の完封勝利。一発の出やすい東京ドームで、12球団最多の66本塁打を誇る強力打線を相手に、最少援護の1点を守り切った。
有原はこの日の勝利で史上22人目となる12球団勝利を達成したが、つまり、古巣の日本ハムからだけ白星を挙げていなかったわけだ。
「2020年のオフに日本ハムからポスティング移籍を認めてもらってメジャー移籍を果たしながら、わずか2年で日本球界に復帰。しかも、古巣の日本ハムではなく、同一リーグのライバルであるソフトバンクに入団したことで、“裏切り者”と激しい批判にさらされた。その負い目とプレッシャーがあったのか、昨季までのソフトバンク入団後2年間で24勝を挙げながら、日本ハム戦は昨季の5試合を含めて6試合で0勝3敗、防御率3.98と結果を出せないままだった。小久保監督もホッとしたでしょう」(ソフトバンクOB)
呪縛がようやく解けた。
日刊ゲンダイ 2025-07-02 [
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