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大阪の路線価、15年間で最高の上昇率 マンション、ホテル需要影響

 大阪国税局は1日、2025年分の大阪府内の路線価(1月1日時点)を発表した。府内全体では4・4%増と4年連続の増加で、現在の算出方法となった2010年分以降で最高の上昇率だった。
 府内31税務署管内ごとの最高路線価は上昇地点が前年の28カ所から30カ所に増加。横ばいが前年の3カ所から1カ所になり、下落地点は前年に続いて0カ所だった。大阪市ではマンションやホテル需要の影響で高い上昇率の地点が複数あった。
 上昇率の1位は、大阪市淀川区宮原3丁目で、前年比18・5%増の1平方メートルあたり250万円。交通アクセスに恵まれたJR新大阪駅の近接地で、マンション開発による高値取引などが価格上昇の要因とみられる。
 上昇率2位になった大阪市浪速区難波中2丁目(前年比17・9%増)は、南海難波駅に隣接した繁華街。訪日外国人客が増えてホテルなどの需要が高まったため、大幅な上昇傾向を示した。
 上昇率3位の大阪市西区江戸堀1丁目(同17・6%増)、4位の大阪市福島区福島5丁目(同15・9%増)は利便性が高いJR大阪駅などの周辺エリアで、居住希望者が多いマンション需要などが価格を上昇させた。
 関電不動産開発は西区と福島区でそれぞれタワーマンション(46階建て)を建設し、計864戸の平均販売価格が1億円超となっているが、すでにいずれも約9割が売約済みだという。

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大阪:朝日新聞デジタル 2025-07-02 [Edit / 編集]

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