大分県幹部職員が自転車の酒気帯びで摘発 半年以上、上司に報告せず
大分県西部振興局の男性局長が、酒を飲んだ状態で自転車を運転したとして摘発されていたことがわかりました。さらに、この事実を上司に報告していなかったことも明らかになりました。
酒気帯び運転の疑いで摘発されたのは、県西部振興局の男性局長(56)です。
県によりますと、男性局長は去年11月15日夕方、県職員数名と私的な飲み会に参加したあと、名刺入れを取りに県庁へ歩いて向かいました。その後、持病が悪化したため自転車で移動していたところ、翌日午前2時ごろ、大分市府内町の路上で警察車両に呼び止められました。飲酒検知の結果、基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
男性局長は書類送検され、去年12月に大分簡裁から罰金20万5000円の略式命令を受けました。
当時、男性局長は、職員の服務規程などを管轄する総務部ナンバー2の審議監でしたが、摘発されたことを上司に報告せず、半年以上経過した今年7月1日になって人事課に報告しました。
県の聴き取りに対し、男性局長は「報告できなかった。大変申し訳ありません」と話しているということです。
県は2日付けでこの男性局長を総務部付参事監に異動させるとともに今後、改めて処分する方針です。
大分放送 2025-07-02 [
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