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茨木の中学校で平和学習発表会「戦争の終わらせ方は」「今は戦前?」

 第2次世界大戦が終わってから今年で80年となるのに合わせ、戦争について学び発表する会が2日、大阪府茨木市の市立東中学校であった。戦争とは、平和とは――。生徒たちは、なかなか答えの出ない問いと向き合った。
 1年生の有志20人が3班に分かれ、学年の生徒約180人を前に発表した。
 太平洋戦争末期の大阪空襲について大阪国際平和センター(ピースおおさか)で学んだことをまとめた班もあれば、今の日本は戦後ではなく戦前ではないかと問題提起した班もあった。
 最後に発表した班のテーマは「戦争の終わらせ方」。戦争を仮想空間でのみ許されるものとすることで現実世界の戦争をなくせないか、と投げかけた。課題として、「命の重さがわからなくなる」「ゲーム感覚で解決できるのか」といった点を挙げた。
 聞いていた生徒たちからは、「戦争がなくならないのは、戦争でお金もうけをしている人がいるから」「戦争をなくすには貧富や身分の差をなくすことが必要」などの意見が出た。
 発表した尾藤花穏(かの)さん(13)は「みんなで考えたら、必ず戦争を終わらせる方法が見つかると思う」、藤田詩(うた)さん(12)は「自分事と捉えて答えを出すことが大事」と話した。

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大阪:朝日新聞デジタル 2025-07-03 [Edit / 編集]

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