“早すぎる夏” 氷の需要急増 トマト・キュウリに生育障害…夏野菜に異変、価格上昇か
今年は西日本各地で、統計開始以来最も早い梅雨明けとなりました。異例の6月中の梅雨明け。早すぎる夏の訪れは、さまざまな場所に影響を及ぼしています。
氷の需要急増
創業89年を迎える大分県別府市の「冨士見製氷工場」。7月から9月にかけての売り上げが年間の約8割を占め、1日に800キロの氷を製造しています。今年は例年より3週間ほど早い6月中旬から、問い合わせが増えています。
冨士見製氷工場 高橋稜さん:
「生産が追いつかないのではと不安で、毎日必死になって作っています。氷がなくならないか不安です。この悲鳴もうれしいものと思って頑張っています」
工場の隣で今年4月にオープンしたカフェ「ZEN」では、規格外の氷を活用したかき氷を味わえます。5月までは客足が鈍かったものの、6月以降、来店客が急激に増えています。
冨士見製氷工場 高橋稜さん:
「梅雨明けして6月後半からは暑くなったので、来たいというお客さんが少しずつ多くなってきたのかなと思います。忙しくなって、ひーひー言いながら働けることを願っています」
大分放送 2025-07-03 [
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