「こころ・カラダ ラボ」9日立ち上げ 女性のウェルビーイング推進、桑名市長会見
【記者会見する伊藤市長=桑名市役所で】
【桑名】三重県の桑名市の伊藤徳宇市長は2日の定例記者会見で、女性のウェルビーイング(幸福)推進事業について、企業や専門家、学生などさまざまな立場が参画する「こころ・カラダ ラボ」を9日に立ち上げると発表した。
市によると、同ラボは、女性の心と身体に向き合えるようになる方法を考える▽女性の心と身体に向き合うためのイベントを企画する―場所。今まで見過ごされてきた女性の心と身体の不調について、オール桑名でその悩みに向き合い、皆がいきいき輝ける町になっていくために立ち上げる。
女性の幸福な暮らしを応援する「実践の場」と、どうしたら桑名市が幸福な町になるのかを考える「声を聴く場」で構成。「実践の場」で、①イベントを実施する事業者②「女性のウェルビーイング推進宣言」に賛同する企業―などを募集する。
伊藤市長は「これまでのダイバーシティ、男女共同参画、女性活躍などの取り組みも制度を作っていく上では重要で、否定しないが、女性に負担がのしかかっているのも現実。まずはそこに焦点を当てるのが今回のポイントで、女性がより健康になればより活躍できるのではないかとの思いがある」と述べた。
その上で「女性にもっと活躍してほしいというよりは、女性が活躍しやすくするのが今回のポイント。ラボには、何社ぐらいとかは考えていないが、課題に関心がある事業者や、エステなど自社の事業とポイントが合致して、一緒に企画ができる事業者に集まってほしい」と語った。
市は本年度当初予算に女性のウェルビーイング推進事業費として79万6千円を計上。2月3日付で伊藤市長が「女性のウェルビーイング推進宣言」をして一丸となって取り組む姿勢を示し、3月5日に第1回、5月21日に第2回のラボ準備会を開いていた。
伊勢新聞 2025-07-03 [
Edit / 編集]