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北勢線のあり方考える勉強会 いなべで、中学生も参加 三重

【活発に意見を交わす参加者たち=いなべ市北勢町阿下喜の阿下喜会館で】

【いなべ】三岐鉄道北勢線の今後のあり方について考える恒例の勉強会がこのほど、いなべ市北勢町阿下喜の阿下喜会館であった。同市の市民グループ「北勢線とまち育みを考える会(ASITA)」(安藤たみよ会長)が主催し、今回で22回目になる。
5月に開かれた「北勢線事業運営協議会」で運営会社と沿線の二市一町は、赤字が続く北勢線を「現状維持(老朽化した車両のみ更新する)」「改軌(狭い線路の幅を通常の幅に改造し、中古車両を導入する)」「BRT(線路を専用道路にしてバスを走らせる)」の三つの案に絞り、将来像を検討していくことを確認した。
今回は、その3案について講師の近畿日本鉄道元社員の原文人さん(63)が自身の考えを述べた上で、参加者15人が意見を交わした。
この日、中学生の参加者もいて、市内の中学2年の男子生徒(13)は「高校生になったら北勢線を利用するかもしれないので、鉄道がなくなったら困る。今、自分にできることをしたい」と意見を述べた。
原講師は「さまざまな意見を集約し、市民団体の提案として公表したい」と、今後の取り組みの考えを示した。

伊勢新聞 2025-07-03 [Edit / 編集]

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