障害受け入れ、力強く生きていく決意述べる 東北各県の盲学校生徒による弁論大会 盛岡市
東北各県の盲学校の生徒による弁論大会が盛岡市で開かれ、出場者が障害を受け入れ生きていく決意を力強く述べました。
この弁論大会は、東北6県の盲学校が毎年行っているものです。
各県持ち回りで開かれている大会ですが、岩手県内で開催されるのは11年ぶりです。
3日は各盲学校の中学部、高等部から出場した生徒が自身の障害を受け入れるまでに感じた葛藤や、見え方の違いを周囲に理解してもらうための工夫などについて経験を語りました。
このうち、県立盛岡視覚支援学校高等部専攻科で鍼灸マッサージ師を目指し学んでいる阿部玲菜さんは、聴覚や触角を研ぎ澄ますことで自分の強みにしたいと訴えました。
(阿部玲菜さん主張)
「視覚に障害があっても、脈拍や息づかい、皮膚ごしに伝わる熱感など患者さんを知るための情報はたくさんあります」
(阿部玲菜さんインタビュー)
「考え方を変えるだけでも世界は広がると思っていて、自分の視覚に障害があっても諦めないで挑戦してみる」
出場者の中には一度社会に出てから障害が生じて盲学校に入学した生徒もいて、大会を通じて、それぞれの経験を共有することでお互いへの理解を深めていました。
IBC岩手放送 2025-07-03 [
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