横須賀市長、給与3か月減額 交通違反問題「自覚の欠如が招いた」
神奈川県横須賀市の上地克明市長は2日、市長選告示日前日の6月14日に自家用車を運転中に交通違反をし、無車検・無保険を指摘された問題を受け、市長給与を3カ月分減額する条例案を臨時市議会に提出し、賛成多数で可決された。
条例は、7~9月の市長給与の全額(計343万3230円)を減額する内容。
上地市長は6月17日に開いた記者会見で、市長給与3カ月分を「自主返納」する意向を示していた。この日の提案理由で、「公に携わる者としての自覚の欠如が招いたものであり、市民の信頼を著しく損なう行為だった」と述べ、改めて謝罪した。
条例案をめぐっては、選挙期間中の「自主返納」という言葉を巡り、公職の候補者の寄付を禁じる公職選挙法に違反するといった指摘もあった。審査した総務常任委員会の委員長報告では「行政の長として極めて遺憾であり、深く憂慮するもの」とし、市長に対し、「市民の厳しい感情を重く受け止めて信頼回復に全力で努めるよう要望する」と意見を述べた。
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-07-03 [
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