24年の島根県内観光客は延べ3千万人 前年割れ、通行止め影響か
2024年の島根県内の観光入り込み客数は延べ2986万人で、前年と比べて33万3千人(1.1%)減少した。県が発表した。県の担当者は「出雲市の日御碕地区の県道が大雨で崩落し、昨年7~9月に通行止めになり、夏場に日御碕を訪れる観光客が減った影響が大きいのではないか」と分析している。
県によると、観光客が多かった施設やイベントは、出雲大社(出雲市)698万2千人▽美保関(松江市)118万2163人▽日御碕(出雲市)86万4940人▽松江水郷祭(松江市)68万人▽三瓶山(大田市)65万6100人▽太皷谷稲成神社(津和野町)56万9288人▽足立美術館(安来市)54万6583人▽石見海浜公園(浜田市)53万9260人▽玉造温泉(松江市)50万4502人▽松江城山公園(同)45万2304人だった。
夏場の通行止めの影響で日御碕は前年と比べて18.1%減少した。一方で足立美術館は前年と比べて17.6%増えた。同館の担当者は「昨年2月にテレビの全国放送で紹介されて、特に秋の紅葉のシーズンに観光客が大幅に増えた。外国人観光客も多かった」と話す。
また、昨年の県内の宿泊客数は延べ361万4千人で、前年比2万2千人(0.6%)の増加となった。県観光振興課の担当者は「今年は大阪・関西万博や、秋に放送が始まる小泉八雲とセツ夫妻がモデルのNHK連続テレビ小説『ばけばけ』をきっかけに、さらに島根の魅力をPRしていきたい」と話している。
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島根:朝日新聞デジタル 2025-07-03 [
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