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「銀と金」の交流、姉妹館協定を締結 島根・石見銀山と台湾の2施設

 島根県大田市の世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の登録記念日である2日、銀山の歴史などを紹介する「石見銀山世界遺産センター」(大田市)と、台湾の金鉱山跡にある「新北市立黄金博物館」が姉妹館協定を結んだ。両施設は昨年11月、「銀と金」つながりで交流を深めようと台湾で友好連携協定を結んだ。今回は同センターに台湾側の関係者約20人を招いて式典を開いた。
 黄金博物館の林文中館長は「記念すべき日に協定を締結できて光栄」とあいさつ。2010年の交流開始から双方で相手館の特別展を開くなどしてきた経緯を語り、「次の世代の子どもたちが国際的な視野を育む機会となるよう願っています。私たちの友情が末永く続きますように」と述べた。
 大田市教育委員会の武田祐子教育長も、昨年の友好協定締結をきっかけに両市の小学校同士でオンラインでの交流やビデオレターの交換などが続いていることを紹介。「石見銀山発見500年にあたる2027年に、大田市で国際子供サミットを開催したい」と、台湾の小学生の参加を求めた。さらに「未来を担う若い世代が互いの歴史や文化、そして鉱山遺跡の価値を理解し合い、同じ地球人として世界の宝を守っていくことを願っています」と述べた。
 2人が協定書に署名した後、楫野弘和市長が記念品として錦織りの金銀の折り鶴を台湾側に贈り、関係者で同センター入り口の外に設置した記念プレートを除幕した。
 同センターでは5、6日に展示室を無料開放し、「銀さがし」や本物の銀を触る体験などの18周年イベントを予定している。

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島根:朝日新聞デジタル 2025-07-04 [Edit / 編集]

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