中国陶磁器の1800年の歴史たどる企画展 秋水美術館 20日まで
中国の後漢(1~3世紀)から清(17~20世紀)の時代につくられた陶磁器など34点を並べた企画展「悠久を彩る中国陶磁」が、富山市の秋水美術館で開かれている。20日まで。
同館によると、中国の陶磁器はアジア圏だけでなく、イスラム圏やヨーロッパにも影響を与えたという。同館は今年、中国陶磁器4点を新たに収蔵。歴史や変遷を知ってもらおうと企画した。
後漢の時代につくられたとみられる「緑釉壺(りょくゆうつぼ)」は緑色だったつぼの表面が変色し、一部が銀色に輝いているように見える。7~10世紀の作品とされる「三彩婦人俑(さんさいふじんよう)」は、死後の豊かな生活を願い、身分が高い人の墓に埋葬されたとみられる女性の像だ。保存状態が良く、鮮やかな緑や黄の着色がよく残っているという。
同館の学芸員は「日本の焼き物のルーツともされる中国陶磁器の魅力や奥深さを感じてもらえたら」と来館を呼びかけている。
入館料800円、大学生以下無料。月、火曜休館。同館(076・425・5700)。
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富山:朝日新聞デジタル 2025-07-05 [
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