【写真特集】大敗こそ成長のチャンス 高知ユナイテッド、前を向け! J3第19節アスルクラロ沼津戦
<サッカーJ3 第19節>5日 アスルクラロ沼津4―0高知ユナイテッドSC 愛鷹広域公園多目的競技場
攻撃的なチームカラーはそのままに守備陣が整備され、試合運びは安定。監督の休養という激震もホーム3連勝で払拭し、トップハーフに浮上してさあ上のカテゴリもかすかに見え始めた…と思った矢先、アウェイで完膚なきまでにたたきのめされた。精度を欠き、あまた撃っても入らないシュート、合わないクロス、かわされるプレス、あげくにはパスミスからの2失点。攻撃の形は作りながら決めきれず、最下位のチームに完敗した。好事魔多しともいう。感じた手応えがどこかに行ったような絶望。しかし、サッカーは希望と絶望のゆりかごだ。揺れるたびにどちらかが顔を出す。今日負けたから次も負けるわけではない。選手の必死な努力が失われるわけではない。下位に沈むとは思えない、見事な試合を見せた沼津を見習おう。そしてまた立ち上がり、再び上を目指そう。チームもサポーターも、前を向こう!
うつむかない敗者
遠く敵地まで応援に駆けつけたユナイテッドのサポーター。大敗でもうつむく必要はない。おれたちが支えている!
そのシュート、強烈
後半、三好のクロスを頭で合わせるジョップ。GKの好守もあり惜しくもクロスバーを叩いたが、強烈なシュートだった。出場2試合目、走り回って前線のターゲットとなり、チームにフィットしつつある
あと一歩
前半、CKを頭で合わせる今井。惜しくもサイドネットを揺らしたが、この前のプレーでもこぼれ球を拾って強烈なミドルを放っていた。失点が続く中、途中交代で退いたが、光るプレーもあった
攻撃の要
前半、シュートを放つ三好。ハイプレスで相手を追い回し、攻撃の起点となって何度も好機を演出した。自らシュートも打ちまくったが、それでも点が入らないのもサッカー。欠かせないピースとなった三好に次節も期待だ
鼓舞する
はるばる静岡まで駆けつけ声援を送るサポーター。好機に何度も声を上げた。大量失点でもその声は小さくならなかった。次節こそ勝利を届けたい
止められない
前半、相手にシャツを引っ張られながらもドリブル突破する水野。左サイドのスピードスターはこの日もチャンスを量産した。ドリブル突破にカットイン、クロスと多彩な攻撃を繰り出す
新境地
これまでの最前線ではなく、左インサイドハーフとして2試合連続スタメンの東家。足元のうまさや飛び出しで新たな地位を築きつつある。この日も水野との連携で何度も左サイドを崩していた
高知新聞 2025-07-05 [
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