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【参院選】有権者の望む政策「農業政策」【愛媛】

7月20日投票の参議院議員選挙。
有権者がどのような政策を望んでいるかをテーマ別にシリーズでお伝えします。
2回目は米に代表される「農業政策」です。
【街頭インタビュー:男性】
「(お母さんが)コメが高い!って言ってますね」
【期日前投票所:男性】
「やっぱり物価が上がってきてるし、米問題もあるし、そういうところをきちっとしてもらったらいいかなと」
令和の米騒動とも言われるコメの価格上昇と供給不足。
5月末には、随意契約による政府備蓄米の販売が始まり、県内でも店頭に行列ができました。
スーパーなどで販売されるコメの平均価格の推移を表すグラフによると、
一時、5キロ4200円台まで上昇しましたが、備蓄米放出後は低下し、最新の調査では3600円台に。
しかし、夏以降に出回る新米の価格がどうなるかは不透明な状況です。
【女性】
「去年に比べたら2500円くらいだったんでずいぶん高いんですけど、1か月ぐらい前よりはちょっと安くなってきたかなって感じはしてますね。農家さんのこともやっぱり考えないといけないのかと思うのでやっぱり3000円くらいでは止まってほしいなと思います」
なぜ、コメの価格が短期間にこれほど上昇したのか。
そして、日本の主食であるコメが供給不足に陥った理由は。
今回の米騒動をめぐり、有権者の関心も高まっているようです。
【女性】
「今までずっと同じ値段できたものが、なんで今年こんな急に上がったのか、私それの方が不思議ですね。作るのやめたらお金出すっていう政策が一時あったでしょう。
あんなのはやっぱりダメだった」
【女性】
「おいしいお米を食べたければ、ある程度高くても買うし、安ければいいって言うんだったら、安いお米を買う方、選択肢があるといいなというふうに思います」
【女性】
「若い方が農業もいいなって職業の選択として考えられるような。
農業魅力的だって思えるような、どちらかというとそちらの方に傾いてほしいなって思うんですよね」
コメの供給不足と価格高騰から大きな転換期を迎えようとしている日本の農業政策、今回の参院選の重要な争点の一つです。
松山市で農業を営む男性。
今の時期はコメとトウモロコシを育てています。
男性は地域の耕作放棄地や高齢で農業ができなくなった人の田畑を借り受け、コメや野菜を育てています。
【男性】
「近所の人からうちできんけん、やってくれという人が多いですね。
子供さんはいるんだけど後継者としてはやりたくないということでうちに頼んできますね」今回の「米騒動」。
生産者である男性にはどう映っていたのでしょうか。
【男性】
「生産者からみて農協とか業者に卸す値が安すぎたんですよね。今がちょうどいい金額だと思うんですよ。だけど、(中間)業者が売値として上乗せした金額は高すぎると思う」
一方で…。
【男性】
「農家としては、政府から何か恩恵を受けたことはないんですよね」「僕も10年やってますけど全然収入なんか上がらないですよね。全然収入は上がらないというのが頭にあると思うんですよ皆さん」「収入が上がるんですよということをやってもらえれば後継者も増えると思うんですよね」
暮らしを支える農業も選挙で変わるかもしれません。
参院選は7月20日投票です。

愛媛朝日テレビ 2025-07-09 [Edit / 編集]

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