今治空襲を語り継ぐ講演会【愛媛】
今治空襲から80年。
地元の小学校では空襲を伝えるための授業が開かれました。
【新居田大作さん】
「家族がバラバラになることですね一番辛かったことはね」
今治市は1945年に3度の空襲を受け、575人以上が犠牲となりました。
「今治市の戦災を記録する会」では、空襲を語り継ごうと語り部活動などを行っていて、この日は、90歳の新居田大作さんが吹揚小学校の児童66人に授業を行いました。
新居田さんは「焼夷弾の破片をよけながら何も持たずに必死に逃げた」など今治の市街地を壊滅状態にした空襲の記憶を話したほか、戦災の記録を残すために作成されたDVDの上映も行いました。
児童たちは授業を通して戦争の悲惨さや命の大切さを考えていました。
【児童】
「飛行機みたいなやつがいっぱい焼夷弾ってやつを落としてるのが怖かったんですけど」
「私たちよりも小さい1、2年生とかにも伝えられるようにしたいです」
今治市内では、3回目の空襲があった8月6日に犠牲者を悼む追悼式が執り行われる予定です。
愛媛朝日テレビ 2025-07-10 [
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