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私立高校が職業教育の授業の一部を未実施 島根県が文書で行政指導

 私立松江西高校(松江市)が授業の一部を実施しなかったなどとして、島根県は8日付で、同校を運営する学校法人永島学園に対し、再発防止のために文書で行政指導をした。
 未実施だったのは、職業教育などを行う昨年度の1年生の「BT(バイターン)」という授業。昨年4月に県に届けた教育課程では5単位とされたが、最終的には3単位分しか行われなかった。県は「当初から5単位分の授業を行う考えがなかった」と指摘した。BTは今年度から廃止された。
 また、昨年度の教員数が、学校設置基準で必要な19人を下回る16人だった。今年度からは定員を引き下げ、現在は基準を満たしているという。
 行政指導では、次年度の時間割と担当教員名が分かる資料を毎年3月18日までに県に報告するよう求めた。教育課程や授業日時数を変更する場合は事前に生徒や保護者に説明することも求めている。
 田中意志人校長は取材に「県に届けた内容の通りに遂行できなかったことについては反省している。今後も、社会に必要とされる人を育てる教育を進めていきたい」と話した。

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島根:朝日新聞デジタル 2025-07-11 [Edit / 編集]

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